保湿のカギを握るバリア機能の働きが弱まる原因

人間の皮膚には、「バリア機能」というものが備わっています。

バリア機能という言葉を聞いたことがあると思うのですが、保湿と大きな関係があるということはご存知ですか?保湿ケアをする上で忘れてはいけない、肌のバリア機能について解説していきたいと思います!

バリア機能ってなに?

  • 肌の水分を保持する
  • 外部から異物が入ってくるのを防ぐ

主に上記のような役目を担っているのが、肌のバリア機能です。

皮膚は、角質・表皮・皮脂膜という層で構造されています。これらの層が、バリア機能の役目を請け負っています。

バリア機能の働き

1次バリアの皮脂膜

皮脂膜の成分は弱酸性の油分なので、皮膚の水分蒸発を防ぐ作用があります。常在菌という「善玉菌」も皮脂膜内に存在しているので、悪玉菌(病原菌)などから皮膚を守ってくれる働きがあります。

1次バリアのおかげで、ダニ・ほこり・雑菌・ハウスダスト・その他の異物などの侵入を防ぐことができ、表皮からそれらが入り込まないようにすることができます。

2次バリアの角質層

角質層の中には「細胞間脂質」という物質が存在しています。細胞間脂質は、水分保持効果のある『セラミド』を豊富に保持しています。

1次バリアの皮脂膜で、水分蒸発を防いでくれることにより、2次バリアの細胞間脂質から『セラミド』が失われることが無くなりますので、肌の潤いを逃す事なく保湿がキープされるというメカニズムになっています。

乾燥肌と敏感肌はバリア機能が壊れて起こる

何らかの理由でバリア機能が壊れてしまうと、肌はトラブルを引き起こしやすくなります。バリア機能が壊れると、皮膚の中に異物などが侵入してきますし、肌の水分が蒸発しやすくなってしまいます。

するとお分かりかと思いますが、肌は乾燥していき『乾燥肌』を引き起こしてしまうのです。乾燥だけではなく、大人の『敏感肌』や『アトピー性皮膚炎』などの原因にもなってしまうので、要注意です。

バリア機能が壊れた時の皮膚の状態

1次バリアの皮脂膜が失われてしまうと、水分は蒸発していき、肌はどんどん乾燥していきます。水分が失われていくので、『しわ』も生まれやすくなります。異物や雑菌などが皮膚の中にどんどん侵入してくるので、皮膚は異常を知らせようとして『かゆみ』を引き起こします。

かゆみが出てくると無意識に掻きむしってしまうことがありますが、皮膚を掻いてしまうと、さらにバリア機能が壊れてしまいます。すると『セラミド』など細胞間脂質が減ってしまい、肌の乾燥がもっと酷くなってしまうのです。

バリア機能が壊れた状態が続くと、ハウスダスト・ダニの死骸などが皮膚に入り込んでしまって、「ダニアレルギー」「ハウスダストアレルギー」などを引き起こし、「アトピー性皮膚炎」になってしまうこともあります。

バリア機能が壊れる原因

バリア機能が壊れるということは、1次バリアの皮脂膜が失われるということです。何をしたら、皮脂膜が失われてしまうのか?その原因を見てみましょう!

皮脂膜を洗い流し過ぎる

1番大きな原因となっているのは、肌を洗いすぎることです。顔がべたついているからといって、洗顔をやり過ぎる人がいますが、これはNGなのです。もちろん丁寧に洗顔をするのは大事です。

皮脂膜には異物や汚れなどがたくさん付いていますので、放置するとニキビや肌トラブルの原因になってしまいます。だから適度に汚れだけを洗い流すのは必要なことです。しかし肌を強くこすったり、強力な洗顔料を使うと皮脂膜を落とし過ぎてしまうのです。

皮脂膜が必要以上に無くなってしまうと、バリア機能は弱くなってしまいます。そのまま2次バリアの細胞間脂質にまで影響が及び、保湿成分が逃げていき、乾燥肌を招いてしまいます。

皮脂膜を適度に残す方法

洗顔をするときには、しっかりと泡を立てて、泡の力だけで汚れを落とすように心がけるといいでしょう。低刺激の洗顔料を選ぶことも重要です!

肌に刺激となりそうな、不要な成分が含まれていないもので、優しく洗顔をすればOKです!

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